交渉術、仕事術、処世術としての嘘　嘘も方便力

１．　『不承不承』
仕事を進める為や自分の身を守るために、嫌々ながらも事実でない事を表現できる力

２．　『社交辞令』
人間関係を円滑に進めていくため、事実でない事を表現できる力

慎重に言葉を選ぶ姿勢があるため、些細な事からトラブルになる機会が減り、仕事をスムーズ運び易くなる

仕事を離れた場と同じく、嘘を言うべきタイミングや事柄である場合があれば、決して嘘を言ってはいけないタイミングや事柄がある。

「だまし」「詐欺」の部類に入る問題については、社会人としての将来を失う事につながるため、世間一般の常識や法律と照らし合わせ、（遵法力　情報収集力）
社内ではなく、世間から見てどうなのかを常に把握していたい。

一方、
出来る見込みが立っていない事を口にして、嘘を現実に変える努力を重ねる姿勢は大切　（嘘をつき通し、嘘の内容を実現させる）

「２ヶ月で出来るって言い切りました。何とか協力して下さい」

お客さんを納得させるため、交渉を有利に運ぶため、より多くの利益を上げるためなど、事実と違う事を口にせざるを得ない時はあります。（その気になれば、調べる事ができる事柄についての嘘は問題外）

仕事をする人であれば、
『人間関係の潤滑剤となる嘘』　『身を守る為の嘘』　『上司を安心させるための嘘』　『少し仕事をサボるための嘘』　『より大切なものを守るための嘘』など、
処世術、交渉術、仕事術として嘘をつく事は、ある程度は必要です。

どんな小さな嘘をも嫌う誠実な人は、嘘が上手な人＝社会的知能が高い人という、心理学の世界の言葉を慰めにしてもらえればと思います。（心理学力）