真意（ニーズ・要望）を引き出す　質問力

１．　『博引旁証』
事実や考え、イメージなどの情報を数多く引き出し、本心をつかみとる力

２．　『自問自答』
心情を引き出し、相手自身も気付いていない望みや願いに気付かせる力

大切な情報を引き出す事ができため、仕事や会話上の間違いのない方向へ進む事ができ、無駄な行動を排除できる

『会話を成り立たせるのは良い聞き手』　と言われるが、
良い聞き手は、「適切な質問内容」　以外にも、「口調の変化」　や　「沈黙の利用」　などを行いつつ、リラックスした雰囲気の中で質問を行っている。

情報を引き出そうとする気持ちが先にたつと、口調が詰問調になりがちで、不信感や不安を抱かせた結果、会話全体が不調に終わる事が多い。

同時に、
質問を行う際の主役は質問される側であって、質問される側のコミュニケーション力、想像力、気分にも大きく左右されるため、
「全てを引き出そう」と、意気込み過ぎない事が大切。

「私なら緑にしますが、青色に何か思い入れがあるのですか？」

質問形　「？」　には、人間関係を円滑に運ぶ効果がある事は良く知られています。
同じ事を話すにしても　「～と思います」　と　「～と思いですが、どうでしょうか？」　では、受け手の印象がずいぶん変わります。

ワンパターンで　「？」　を付けていては、優柔不断な印象を与えてしまいますが、
「断定調」　の力強さと　「質問調」　の丸みや柔らかさを織り交ぜ、口調に変化を付けると、会話（質問）がスムーズに運ぶ事が多いように感じます。