許し（赦し）、流し、忘れ、捨て去る　忘れ／許し力

１．　『雲散霧消』
周囲の悪意を感じさせる言動へのわだかまりを流し、許す力

２．　『雲煙過眼』
失敗や取らなかった選択肢への想いや後悔を流し、捨て去る力

現在・未来志向で考え、行動する事ができるので、精神的な安定のもとに、目の前の仕事に集中して力を注ぐ事ができる

沢山の心の修練や、生まれ持った資質に大きく関係する力。

普通の感情を持った人が、「忘れよう。許してあげよう」　などと意識し過ぎると、返ってイメージが膨らんでしまう。

「忘れたいけど・・。許したいけど・・。」　の心を持つ自分に満足できる事が大切で、（足る知力）
多様な人の存在を認められる鷹揚さが好影響をもたらす。（リスペクト力）

「身に付けられたらいいな」　程度に意識しておく事が無難。

「忘れました。人にあんな事が言えるなんて可哀想な人ですよね」

20代後半、30代、40代になると、その時なりの将来が見えてしまい、取れるのに取らなかった選択肢への想いが頭をよぎる事があります。

家族の存在や、充実した仕事があれば、頭をよぎる程度で済みますが、
現在を肯定できるものがないと、自分を無価値なものに感じ、異常なほど意欲が湧かない状態に陥ってしまう人もいるそうです。

フタをするのではなく忘れてしまう事が大切で、忘れてしまえる事は自分を助ける大きな資質だと感じます。