力(仕事力・スキル・コンピテンシー・リテラシー)を伸ばす場としての経験
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自分で伸ばす力(新入社員・若手社員)経験は人を成長させ、成長を実感できる事は安心感をもたらします。毎日の何気ない経験からも必ず何かを得ています。 そして、『自分が自分を育てる意識』が加わると、客観視する目が育ち、自然に自分に厳しくなる事で、素早い成長がもたらされます。
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Aさんは、ある機械メーカーの総務課に配属されました。 先輩達は皆忙しく余裕が無い様子で、仕事の指示をなかなかしてくれません。 少し余裕が出来ると、毎日つまらなさそうに仕事をする人や、いつでも楽しそうに仕事をする人など、いろんな人が居る事に気付きました。 いつも楽しそうな先輩にコツを尋ねると、 「自分に力が付いたと、どうやって判断するんですか?」と尋ねると、 ある時、工場で働く社員がフォークリフトにはねられるという事故が起こり、Aさんが後処理をする事になりました。 工場に出向いて事故の当事者の話を聞くと、見通しが悪い曲がり角での事故で、以前から何度も危ない目に合っていたという事が分かりました。 Aさんは、 |
経験の中で伸ばした力 |
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?学習力 当事者力 役割認識力 サポート力 シンクロ力 マニュアル力 働く人の多くは時間に追われ、悪気はないのですが周りが見えていません。 ?いただき力 任せ/頼り力 度外視/投資力 リスペクト力 達観力 仕事に基本はありますが、仕事のやり方や考え方に正解はありません。 ?付加価値力 ホスピタリティ力 段取り力 先見力 説得力 幕引き力 自分の裁量で仕事ができる地位は、自分でつかみ取る必要があります。 |
新入社員・若手社員のよくある日常業務の中で強化される力
今日の出来事 | 強化した力 | ||
『上司の字が汚ないために発注ミスをした』 確認を怠った自分にも非があるため、まずは謝り、お客に怒られながら後始末を行った。 |
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『係長と課長から全く違う仕事の進め方を指示された』 終わった後にそれぞれの所へ行き、「上手くやる事ができました」と報告した。 |
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『困った様子のおばあさんを見かけた』 声を掛けると、孫のためのおもちゃを探しているという事で、一緒に探した。 |
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『雰囲気が非常に暗い部署に配属された』 誰も返してくれないが、習った通りの挨拶を続けている。 |