持っている能力、得意な能力、使いたい能力を使って仕事する
人それぞれの性格が違うように、 持っている力/持っていない力 得意な力/苦手な力 持ちたい力/持ちたくない力 があります。
仕事のやり方に正解はありません。ゴールにたどり着けばいいのです。 持っていない力を嘆くより、持っている力を使うだけです。
A君とBさんは同期入社で人事課に配属された3年目を迎える若手社員で、新入社員面接の準備全般を担当しています。
A君は物事をよく考える慎重派で、Bさんは明るい行動派です。 「まずは会社の存在を多くの学生に知ってもらう事が大切」という事で、二人の基本的な方針は一致していますが、 会社説明会への集客方法で意見が対立し、結局それぞれのやり方でやってみる事にしました。
A君は、 「やたらと声を掛けても時間や労力、お金を無駄にするだけ」?という考えのもと、 若手社員のつながりを利用し、声を掛ける人数は少なくても、実際に来てくれる確率を上げたいと考えました。
まずは、入社5年目までの社員が所属する部署の責任者の了解を取らないといけません。 必要な項目を盛り込んだ文章を作成し?、人事課長経由で通常の依頼をするとともに、該当する部署へ出かけて行って責任者に手渡ししてお願い?しました。
その後、集まってくれた若手社員への説明で、 「会社にとって非常に重要な事なので、前向きに取り組んで欲しい」?と、強く訴えました。
Bさんは、 「声を掛ける学生が多ければ多いほど来てくれる人は多いはず」という考えのもと、 いろんな学校に出かけて行き?、学生課・就職課・進路指導室の責任者に面会しました。
「特定の会社を優遇する事はできない」と言われる事は予想していたので、粘り強く話をしました?。 しかし、時間の無駄と判断すればすぐに引き下がり?、次の学校へ向かいました。 了解を得る事ができた学校では、校内の掲示板に会社説明会の案内ポスターを貼らせてもらいましたが、 用意したポスターは300枚しかないので、どこの掲示板に貼るかを慎重に検討し、人の流れが多い所?を中心に貼っていきました。
会社説明会には予想を大きく上回る50人の学生が参加してくれました。 二人とも大喜びでしたが、どちらがどれだけ集めたのかが当然気になります。 提出してもらったアンケートの「どこでこの説明会を知りましたか?」という質問への集計結果は、
「先輩からの紹介」が25名、「校内の掲示板」が25名でした。
? 時間力 在庫力 キャッシュ力 沈み力 お金や時間などの仕事上の制約を把握する事で、無駄な行動が無くなります
? 書き力 説明力 相手の、「なぜ自分がやらないといけないのか?」 にあらかじめ答えておくと、事がスムーズに運びます
? 安心させ力 付加価値力 出る杭力 社内の決まった手順にだけ従っていては、積極的な協力は得られません
? 当事者力 鼓舞/模範力 役割認識力 与え/指導力 目的を強く認識すると、嫌な気持ちは消えていきます
? 気軽/尻軽力 走り出し力 会って話しをする事で、熱意や想いの強さが伝わり、上手く運ぶ事が数多くあります
? 先見力 説得力 あらかじめ予測し、準備が整っていると余裕を持って対応できます
? 撤退力 無為力 駄目な事をいつまでも頑張ると、次へ向かう気力が奪われてしまいます
? 情報収集力 分析力 波乗り力 何にでも、「ここ」という大切なポイントがあります
相手や状況、立場などによって変化する発揮すべき力
初めて会う人を短時間で納得させる (対面販売など)
観察/洞察力 心理学力 質問力
一緒に働く同僚に動いてもらう
サポート力 鼓舞/模範力 リスペクト力 棚上げ力
上司に動いてもらう
任せ/頼り力 報告/連絡力 嘘も方便力 書き力
取引先の担当者に納得してもらう
付き合い力 幕引き力 衝突力 誠実力
取引先の決定権を持つ人を納得させる
情報収集力 付加価値力 可視化/図解力 先見力
年輩の人を納得させる
礼節力 挨拶力 安心させ力 外見力