しごとの力
オリジナルトランプ
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−つながりの再構築−
『思えば思わるる』
分かり易い成果(数字)を追わざるを得ない環境の強化は、様々なひずみをもたらし、
「希薄化」 「溝・ギャップ」 「澱み」など、働く人を取り巻く環境に負の変化をもたらしています。
そして、そんな変化に伴い、コミュニケーションの重要性が叫ばれますが、仕事の場でのコミュニケーションは、言語さえ共通であれば良いというものではありません。
一つ発言に至る背景(人的・立場的・状況的・・)の共通理解が不可欠です。
「指導した事を実行しない」 「分かった顔をしているが、結局理解していない」
マネジメントする側は苛立ちますが、一つ一つの言葉を共有できていないところに問題があります。
そして、プレーイングマネージャー化した管理者は、個人の成果とチームのマネジメントの両立に疲れ果てます。
そんな状況の中で、社員を想い、管理者を想い、組織全体を想い、出来る援助は何でしょうか?
価値観が多様化した中で、動機付け、共通目的達成へ向かわせるには何をすべきでしょうか?
社員を想い、場を用意する(環境デザイン)姿勢は、会社への想いとなって返ってきます。
『命に過ぎたる宝なし』
「うつ病」を代表とする心の病、 「慢性疲労」による身体の不調など、働く人は文字通り身を削りつつ、与えられた役割りを果たそうと懸命になっています。
一握りのデキる人でない限り、
「投入した時間や労力に応じた成果がもたらされる」のが現実であり、慢性的な疲労が心身の健康を損ない、悲しい結果をもたらします。
気に掛けて声を掛けてくれる存在が減り、人との関係性が希薄になった事が拍車を掛けていると言われています。
「誰かとつながっていたい」という気持ちを基本的に持つ人間にとって、度を越した「つながりの無さ」は、不安を助長し、心身のバランスを保つ大切な機会を持てない事を意味します。
社員同士がつながりを保ち、構築していける場を提供する事は、
業務遂行上の大きなサポートとなるばかりなく、社員の健康管理において法的に責任を課せられる会社にとっての必須の行動となります。
命につながる心身の健康を害させる事で成り立つ数字には、長く尾を引く後悔が伴います。 |